アルギニンと精力の関係

一酸化窒素を生成する

アルギニンは一般的には成長期の子どもが身長を伸ばすのに必要な栄養素として知られています。
成長ホルモンの働きを活性化する作用があり、子どもの身長を伸ばすだけでなく、成人してからも筋力や骨を形作るのに必須とされており、健康で若々しい身体を維持するのに大切な栄養素のひとつです。
アルギニンが不足すると、たとえば老化が進行したり、抵抗力が低下したり、また生活習慣病にかかりやすくなったりします。
人間が健康を維持するために必要なだけでなく、注目されている効果に動脈硬化の防止があります。
アルギニンを摂取することで成長ホルモンが刺激され、それによって血液中の一酸化窒素が増えます。

 

アルギニンが精力とかかわる?

一酸化窒素が血中に増えると環状クアノシンーリン酸(cGMP)が発生します。
cGMPは、ED治療で重要な役割を果たします。
バイアグラやレトビラなどのED治療に効果的な薬では必ずこのcGMPが問題となります。
cGMPは、血管の平滑筋を弛緩させる効果があります。
こわばった血管の緊張を和らげる働きです。
また、血管が弛緩することによって拡張されます。
血液中の一酸化窒素が増えて血管が拡張することは、当然ながら動脈硬化を予防しますが、同時にバイアグラなどのED治療薬が果たすのと同じ役割を果たすことになります。
アルギニンを摂取すると、陰茎周辺の血管も拡張しますので、大量の血液が陰茎の海綿体に流入するので、陰茎の勃起が容易になります。
ここで注意したいのは、ED治療薬とは若干の違いがあることです。
ED治療薬ではcGMPを発生させるのではなく、cGMPの発生を抑える5型ホスホジエステラーゼの働きを鈍くさせます。
ここでは血管を拡張させるcGMPは増えていません。
しかし、アルギニンは直接cGMPを増やします。
EDは勃起を抑制するホルモンを阻害して、いわば勃起のブレーキをはずす薬です。
それに対してアルギニンは勃起を促す物質、つまり血液そのものを増やすので、いわばアクセルを踏む作用があると言えます。

 

機能性勃起不全に効果的

アルギニンで精力がアップするといっても一定の意味合いがあります。
たとえばアルギニンを服用したからといって陰茎が増大するわけではありません。
また精子の量が直接的に増加することもありません。
一酸化窒素が増えて血流が改善することは精子にもエネルギーが与えられますので、間接的には効果があると言えますが、精子の量をコントロールできることはないので注意しましょう。
アルギニンが精力アップに関係あるとすると、たとえば機能性勃起不全です。
機能性勃起不全とは、心理的なストレスや抑うつ、また不安、緊張などによって引き起こされる勃起不全や性欲低下です。
男性の陰茎の機能である勃起機能は正常でも、心理的な要因によって勃起が不完全になるのが機能性不全です。
アメリカの国立生物工学情報センターの実験によると、機能性勃起不全の患者に対してアルギニンを投与したところ約31%の患者で勃起不全の改善が見られたという結果が出ています。
精力アップの薬やサプリメントというと、元々勃起や射精に問題のない人がますますセックスを楽しむために服用するものというイメージがありますが、アルギニンが効果を発揮するのは、性的な刺激があっても心理的なブレーキがかかって正常に勃起・射精ができない男性に対して効果があるという意味です。

 

 

他の勃起不全への効果は疑問

アルギニンが精力アップに効果的といっても、実際には機能性勃起不全に分類されるEDに対して改善する可能性があるということです。
精神的な要因による勃起の不全です。
EDと呼ばれる状態の男性のほとんどでこれに該当すると言われており、たとえば夫婦間の気持ちのズレによるもの、子作りのプレッシャーによるものなどがあります。
職場や家庭内でのストレスによっても勃起不全になることもあります。
また、性交の失敗による精神的外傷によっても勃起不全になります。
セックスを成功させなければならないというプレッシャーによっても勃起不全になります。
アルギニンはこうした勃起不全に効果があることが分かっていますが、それ以外のたとえば病気やケガによる勃起不全、投薬治療の副作用による勃起不全には効果はないと医学的に判断されています。
加齢や肥満、喫煙によってテストステロンが低下している場合にも効果は期待できません。

 

アルギニンだけでは精力はアップしない

精力剤などの宣伝では、この薬さえあれば男性らしく雄々しい勃起が得られるなどとして、アルギニンの効果が過大に語られることがありますが、アルギニンさえあればペニスが勃起するわけではありません。
あくまで血管が弛緩して陰茎の海綿体に血液が流入しやすくなるというだけです。
過度な期待はしないようにしましょう。
セックスのパートナーと心理的な要因を探って解決策を講じていくことも必要です。
また、アルギニンを飲むと何もしなくてもペニスが勃起するなどということもありません。
性的な刺激がなければ勃起はしないので勘違いしないようにしましょう。

 

間接的には精力アップも!?

ただ、アルギニンは男性ホルモンであるテストステロンの分泌を促進との関係があるので、男性ホルモンのテストステロンが分泌されると精力が上がります。
さらに筋肉がつくと精力が上がるので間接的には関係していると言えるでしょう。

 

アルギニンだけを意識するなら勃起重視でしょうか。

 

精力増強を考えるならその他の成分も一緒に

まず精力剤を見ていただければわかると思いますが、アルギニンだけ配合されているサプリメントはほとんどありません。
シトルリンや亜鉛、その他アミノ酸など様々な栄養素が配合されています。
特にアルギニンとシトルリンはとても関係が深いです。
ですから精力増強を考えるならこれらをバランスよく配合されているサプリメントを摂取するのが良いと思います。

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