アルギニンと成長(身長)の関係

子どもの成長ホルモン

成長期にある子どもはどんどん身長が伸びていくのが通常です。
これは体内で成長ホルモンが正常に、そして充分に分泌されることが条件です。
成長ホルモンは、脳にある下垂体で生成されます。
身長が伸びる時期である成長期にしっかりと成長ホルモンを分泌させることで身長が伸びますし、正常で健やかな成長につながります。

 

アルギニンとは? 

アルギニンは自然界に存在する塩基性アミノ酸のひとつで、たんぱく質を構成するアミノ酸のなかでは最も塩基性が高いという点に特徴があります。
人間の身体の尿素回路内ではケトグルタル酸よりグルタミン酸と呼ばれるアミノ酸が合成され、その後様々な物質との合成を経てアルギニンへと変換していきます。
ところが、乳幼児や子どもはまだアルギニンを充分に合成できません。
そのため、子どもにとってはアルギニンは必須アミノ酸です。
必須アミノ酸は外部から摂取する必要のあるアミノ酸のことで、これが不足すると様々な不具合を起こします。
たとえば病気に対する抵抗力が弱まったり、傷の治りが遅くなったりします。
アルギニンは身長を伸ばすという意味での成長に深くかかわるため、子どもはアルギニン不足にならないよう、アルギニンを含む食品を上手に摂っていく必要があります。

 

アルギニンと成長ホルモン

子どもの身長を伸ばす要因として大きなものが成長ホルモンです。
充分な成長ホルモンの分泌があって初めて子どもは健やかに身長が伸びていきます。
アルギニンには、成長ホルモンの分泌を促すという重要な働きがあります。
成長ホルモンが正常に分泌されることによって、全身の代謝が促進されます。
普段の食事からアルギニンを補うことを意識しましょう。
また、成長ホルモンは深い睡眠を取っている間に多く分泌されます。
アルギニンだけを摂取していれば良いというわけではなく、充分な睡眠を取り、適度な運動とバランスの良い食事などが必要です。

 

成長ホルモンのメカニズム

成長ホルモンは191種類のアミノ酸がつながって生成されているたんぱく質で、その生成や分泌を担っているのが脳下垂体です。
重さは約0.7グラム程度で人の小指くらいの大きさしかありません。
脳下垂体から分泌された成長ホルモンは骨に到達し、骨端軟骨という骨の端っこにある部位に作用します、骨端軟骨には骨芽細胞が多く含まれます。
この細胞が活性化することによって骨が伸びていきます。
骨芽細胞の活発な細胞分裂によって硬い骨の組織が形作られます。
これを繰り返すことで背骨や足の骨が伸びますので、結果的に身長が伸びるのです。
成長ホルモンが分泌されるのは成長期だけではなく、一生を通じて分泌されます。
10代の成長期に多く分泌されるのは確かで、10代前期を100%とすると思春期の後半には200%程度が分泌されます。
30代から40代では50%程度、60歳くらいには30%程度となります。

 

アルギニンと成長ホルモン

子どもの成長に欠かせない成長ホルモンですが、脳下垂体から分泌される成長ホルモンには、「成長ホルモン放出ホルモン」と「成長ホルモン抑制ホルモン」の2種類があることが分かっています。
放出ホルモンは分泌を増やすホルモンで、かたや抑制ホルモンは分泌しすぎるのを防ぐためのホルモンです。
放出ホルモンが優位に作用すれば成長ホルモンの分泌量は増えていきます。
抑制ホルモンはソマトスタチンと呼ばれるホルモンです。
実はアルギニンには、ソマトスタチンを阻む働きがあります。
アルギニンを摂取することによって、成長ホルモン放出ホルモンが優位に分泌されるようになり、結果的に身長を伸ばすことに役立つのです。

 

大人の健康維持にも

アルギニンによって分泌が促される成長ホルモンですが、これは生涯にわたって分泌され続けます。
思春期に最も多く分泌されるため、身長を伸ばすのに効果があることは一般的に認識されていますが、近年では身体の脂肪の代謝を促す効果が分かっています。
成長ホルモンが活発に分泌されるようになると、身体の代謝力が上がります。
アルギニンによって成長ホルモンの分泌量が高まると、骨や筋肉の細胞分裂が活発になるからです。
代謝量は要するに身体の内部の細胞分裂がどの程度の頻度で行われるかということですから、アルギニンで成長ホルモンが刺激されれば、結果として身体の脂肪の代謝を促します。
筋力トレーニングをしている人にとっては、細胞分裂が活発化することは筋肉がつきやすくなるということです。
そのため、筋トレをしている人の間でも成長ホルモンの合成に深く関わるアルギニンをサプリメントなどで服用している人が多くいます。
大人になると成長ホルモンの分泌量は減っていきます。
そのため体力が落ちていきますし、太りやすくなります。
アルギニンを摂取しながら質の高い睡眠を取り、栄養補給や運動などを加えることによって健康維持に役立ちます。
成長ホルモンは、アルギニンだけでなくオルチニンやトリプトファンなどのアミノ酸にも合成作用があるため、こういったアミノ酸を摂取することで効率よく成長ホルモンの合成を促進できます。

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